ドイツオリジナル パーカッショングループにアーチーシェップのサックスが炸裂

Family Of Percussion & Archie Shepp / Here Comes The Family Ngar | mix 1021 | GER | 1981 |ドイツオリジナル ジャケットもレコード盤もかなり綺麗です。 ECMからも作品をリリースするスイス人打楽器奏者 Peter Giger を中心に、インド人パーカッショニスト Trilok Gurtu、元 Mombasa の Tom Nicholas、DCMAのメンバー Doug Hammond など濃ゆーいメンツで構成されたパーカッション・グループ Family Of Percussion が、USサックス奏者 Archie Shepp と組んだ名盤。81年リリース。 ぐっと落としたファンキーなグルーヴの中で、Archie Shepp が Gil-Scott Heron かと思うほどのブラックフィーリングに溢れたナレーションを聴かせる名曲A1「Here Comes The Family」、怒涛パーカッションの渦グルーヴにも冷静なサックスに貫禄を見るA2「Street Song」、Archie Shepp のエスニックなフルート映えるトライバルグルーヴA3「Euterpe's Favorit」など全5曲。 クラシカル/コンテンポラリーな趣も強い欧州らしいパーカッショングループの中に、1人USジャズの猛者中の猛者が加わるだけで、ここまで音楽的指向性が「ジャズ」に向かうとは思いませんでした。とはいえパーカッション軍団も天下無敵の百戦錬磨揃い、見事に欧/米ミックスされた世界観が抜群に素晴らしい作品です。 #スピリチュアルジャズ #ジャズレコード