アフリカ南部では魅力的なアメジストが産出しています。 代表的な産地として、ナミビアのブランドバーグ、ジンバブエのカリバ鉱山のシャンガーンアメジスト、またマラウイからも同様なアメジストが産出しています。 このザンビア産アメジストは、ジンバブエ国境近くのシャンガーンアメジストとは別の産地で、アフリカ産ではよくある詳細産地不明のものです。 この産地のロットのアメジストは、色は薄く形状も変形している物が殆どでしたが、唯一このポイントが整った良い姿をしていました。 シャンガーンアメジストと違い、内包物は少なめで、主にレピドクロサイトが中心に入っています。ポイント中心部分にはレピドクロサイトのファントムが見られ、そこからセプター部分の成長が始まった様です。 面白いのは菱形の剥離痕があり、方解石関係の鉱物の付着があったようです。錐面には明確なレコードキーパーも見られます。底面は斜めに切られ、長石系の白い鉱物に覆われています。 この様な個体はまたいつ入手出来るかは不明な物が多く、産地の詳細も知りたいと思います。 76.0×32.7×25.0mm 77.06g #水晶 #アメジスト #エレスチャル #天然石 #原石 #アフリカ #ザンビア #ブランドバーグ #シャンガーン #セプター #レピドクロサイト #ファントム #レコードキーパー #P太郎